WORKS
事例紹介
事例紹介
Konica Minolta Software Development (Dalian) Co., Ltd.
中期経営計画策定プロジェクト
海外案件ビジョン策定学習する組織づくりのサポート組織力強化2019.4 - 2019.10
自社の経営計画を、現場を巻き込み創る・自分ゴト化する
中国(大連)にあるコニカミノルタ社の関連子会社のKonica Minolta Software Development (Dalian) Co., Ltd.。業務の縮小など暗いニュースが続いた中、新任の総経理が日本から着任。従業員をもっと前向きに、自律自走する組織へと進化させたいという意図で、中期経営計画をリーダー職以上を巻き込み策定するプロジェクトを発足しました。約40名を2グループに分け2日ずつ対話の場を設け(計4日)、5日目にそれまでに対話した内容を統合しながら、組織として目指す未来を言語化し、描いた未来を実現するための有志のワーキンググループを5つ創設しました。
3つのポイント
- 経営陣だけでなく現場のリーダー職以上を巻き込む全員対話
- バックキャスティングによる未来策定
- 未来を描いて終わりではなく、実現するためのアクションを起こすまでをデザインする
- 課題
- 中国ではスタートアップが勃興。離職リスクも高まりもある中で、次の10年でどうカルチャーをつくっていくのかが肝と考えられていた。新しい総経理の着任で社内の雰囲気が変わりつつある中、まだまだ現場では上司部下の関係でギクシャクする部分があったり、現場(大半が中国人社員)からは経営が遠い存在であった。
- こっからの取り組み
- 総経理へのデプスインタビューから組織に対する想いを拾い、それをベースに対話の場を設計。実際の対話では、現場でなかなか吐き出せていない不の声を吸い上げるところからスタートし、どんなアジェンダも持ち出せる安全の場を醸成。そこから現状に捉われず、バックキャスティングで理想の未来を描き、7Sのフレームを使い未来に対する解像度を上げ、実現するためのワーキンググループ作りまでを5日間で実施。1ヶ月後・6ヶ月後にアフターフォローとしてワーキンググループの進捗共有や更なる前進を意図したフォローアップの場も実施。
- 結果
- 5つのワーキンググループはその後も継続的に活動。その後、グローバルな全社オールで評価されるプロセス改善大会で連覇を飾る快挙や、新規事業起案コンテストでも複数案が入賞するなど、コニカミノルタ社内でも注目を集める存在へ。
体制
- Project Lead:大谷直紀
- Facilitator:大谷直紀、墨健二