WORKS
事例紹介
事例紹介
東日本旅客鉄道株式会社
次世代リーダー向け地域課題解決型研修
地域課題解決自立型人材育成プログラム2018〜
地域への貢献を通じて自身のリーダーシップをアップデートさせる
JR東日本の「技術アカデミー」は、選抜された約40名の次世代リーダーが1年間日常業務を離れ、技術を中心とした学習に専念する研修機関です。その中で「会社の変革を担うことができるリーダーシップを持った技術者の育成」をテーマとし企画されたのが本プロジェクト。静岡県の地域(川根本町・吉田町)を訪れ、地域が抱えるリアルな課題に対して提言を行い、そのプロセスを通じて自らのリーダーシップを育みます。
3つのポイント
- ケーススタディはなく、アカデミー生、受け入れ自治体双方の「本気」を醸成
- チームに帯同するコーチは、通常の業務支援ではなく「内省支援」のみを行う
- リフレクション構造をメタ化することでPJT全体でアカデミー生の変容に寄与
- 課題
- 通常においては、指示やマニュアルに沿った業務が基本。しかし、将来会社の中核を担う人材として「自ら考え、自ら選択し、自ら行動する」体験や、その結果からも学ぶ経験が求められていた。
- こっからの取り組み
- コーチの「内省支援」力を強化するための合宿を行ったのち、1週間の本番プログラムに移行。本番では、企画・運営等のファシリテーションを行う傍ら、アカデミー生には直接関与せず、コーチに対するメンタリングを通じて彼らの変容に寄与した。
- 結果
- 1年間のカリキュラムの中でちょうど折り返しの時期にあたる本プロジェクトの実施を経て、アカデミー生の主体性やチームの関係性の質が劇的に変化するように。また、期間中に実施したリフレクションプログラムをその後自主的に続けるなど、「地域課題解決」から「技術」へとコンテンツは変わっても「体験学習」が自然発生的に起こっている模様。
体制
- Project Lead:巴山雄史
- Facilitator:大谷直紀、墨健二、武井伸悟