WORKS
事例紹介
事例紹介
サントリー食品インターナショナル株式会社
組織文化サーベイと対話セッション
チーム運営の秘訣学習する組織づくりのサポート組織力強化2021.6
組織の力に直結するチームの「認知的多様性」と「心理的安全性」を可視化
イノベーションや組織のパフォーマンスには、チームの「認知的多様性」と「心理的安全性」が不可欠。この2軸を可視化するサーベイを開発したオランダHuman Insight社と協働し、日本での展開を開始。初の支援先となったサントリー食品インターナショナル社では、部署Aを対象としてサーベイを導入。メンバーそれぞれが見る組織の「今」を明らかにした上で、その奥にある本音と未来に向けた対話をデザインしました。
3つのポイント
- それぞれが見る組織の現状を洗い出し、自分達の現状を可視化
- サーベイはあくまで対話のきっかけ。逃げようのない結果を全員で直視する。
- 結果を基に対話をデザイン。今を深掘り、未来を描く。
- 課題
- サーベイの結果、部署Aでは「一見して関係性は良いものの、深いレベルで本音の交換ができていない」という現状が可視化された。事務局の運営チームにおいても、日々何となく感じている違和感と一致するとして、組織対話の準備に取り掛かることとなった。
- こっからの取り組み
- サーベイの設問は、組織の「現状」と「理想」について、具体的な行動や感情といったキーワードを軸にそれぞれの視点から回答してもらうもの。導入の前には事務局内で綿密にヒアリングし、サーベイの対象やその後の対話プロセスを事前に計画。サーベイ結果が出た後は、まず回答者全員に対し結果のブリーフィングと回答内容の深掘りを対話形式で実施。さらにその後、メンバーから出た赤裸々な本音をまとめた上で、幹部層に共有しながら幹部同士の対話セッションを実施。
- 結果
- 幹部の対話セッションでは、これまで自覚していなかったメンバーの本音が明らかとなり、時にはショックを持って受け止めつつも、幹部同士が部署の枠を超えて本音で向き合うことの大切さが確認された。その後現場では明らかに上司の言動が変わってきた、という声が聞かれたり、メンバー間で自主的な対話のセッションが幾度となく開かれたりと、組織の土壌を耕す前向きかつ自律的な動きにつながっている。
体制
- Project Lead:黒川公晴
- Facilitator:黒川公晴