WORKS
事例紹介
事例紹介

東日本旅客鉄道株式会社
学ぶ力を育む読書プログラム
学習する組織づくりのサポート自立型人材育成プログラム2021.4 - 2022.3
組織に対話と学習文化を埋め込む仕掛け
本と対話を通じた繰り返し構造を経験学習サイクルベースに綿密に練り上げた3ヶ月のプログラムを設計。単純に読書して終わるのではなく、リフレクションジャーナルをファシリテーターと交換することによって、再度学習の結晶化と定着化を測った。選書は「自己の深堀り」と「社会の動向」の相互関係を直接的に感じれるものを指定し、「脳みそに汗を書きながら読む内角高めの本」に挑戦いただいた。これまでの当たり前を鵜呑みにしない情報への姿勢を育む。
3つのポイント
- 組織の狙いに合わせた読書体験の設計
- 対話と傾聴スキルの磨き込み
- 経験学習のサイクル
- 課題
- 業務量が多く、自己学習に割ける時間が確保できず、また自らで学習する習慣を社内の中で醸成していく必要があった。加えて、専門分野・エリアで偏る仕事が多く、部門を超えた斜めの関係構築も課題であった。
- こっからの取り組み
- 「やらされ学習」から「楽しい学習」へ変換するため、研修を受講するのではなく、自身が読書を通じて感じた内容が一つのコンテンツになってもらうような学習設計を行った。どの部分が一番自分に「しっくり」きたのか、「違和感」を持ったのか、そこから自身の価値観を掘り下げていく問いと対話のルールを事前に打ち込むなどの工夫を随所に盛り込んでいる。
- 結果
- JR東日本社員約60名に提供。他者に対してどれだけ共感的に踏み込むか、無意識に凝り固まっていた思考の癖に気が付けたり、一緒に研修を受けている仲間から新しい考え方を得ることができた。などの声が多く寄せられた。読書を味わう、対話を味わう、それらを通じた自分の感性を味わう、という習慣が思考レベルUPに繋がった。
体制
- Project Lead:大谷直紀
- Facilitator:巴山雄史