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『質的研究と社会実装』創刊号に代表社員大谷の論文が掲載されました
これって「社会的」アフォーダンスなのか?ー社会的な場が提供する行為の可能性-
立命館大学 ものづくり質的研究センター紀要 『質的研究と社会実装』創刊号
こちらでPDFをダウンロードできます。
▶︎以下、抄録(しょうろく、原文から必要なところだけ抜き出したもの)
本研究は,第34回日本発達心理学会において開かれたシンポジウム「社会的アフォーダンス—アカデミアと実社会との対話に向けて」での話題提供と討論を踏まえて,事後に継続していった共同的な思考を,アマチュアリズムの立場から再構成したものである。組織開発を主事業とするベンチャー企業の現場から,対話型のワークショップのファシリテーションの中で,参加者を取り巻く環境として,座の様式,レイアウト,間合いなどの「現場の生態学」と呼べる条件を提供することが有効であり,これらを「社会的アフォーダンス」と呼べるのではないか,との仮説が提案された。
一方,生態心理学者,ギブソンの研究でこれまで注目されてこなかったアイデアとして,「エンカウンター」論があり,そこでは「もの」ではなくイベント(出来事)の単位に着目し,特定のイベントへの接触や予期的な制御に着目する視点があったことが紹介された。社会的アフォーダンスは,イベントの持続を左右する場の条件であること,「わからなさ」という限界的な状況の「縁」で発生する可能性,さらに制度との関わりについて疑問が提示され,この議論そのものがその限界点にあるという問題の再帰性が浮上した。
キーワード:社会的アフォーダンス,社会的な場,イベント,エンカウンター,アマチュアリズム
ーーー本屋店主、大谷よりコメント
ーアルゼンチンが論文書くなんて、どうしたんですか
大谷:いや、僕も書くつもりはなかったんです
ー教授の本棚のリリースに、論文、4月には人類学のイベントまで。大忙しですね
大谷:忙しいのに、儲けがなくて・・赤字事業ですよ
ーえ、そうなんですか
大谷:はい、これから3年かけて黒字にしていきます
ーもうちょっと早めに黒字化できないもんですかね?
大谷:わかってますよ、うるさいな