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「教授の本棚」α版リリース_しれっと、知の循環プロジェクトをスタートします。
本屋アルゼンチンは、行き場を失った教授の本棚を再編集し、みなさんにとびきりの「わからなさ」を届けます。

「教授の本棚」。それは本を選び、読み、教え、咀嚼してきた教授の生きた時間が圧縮された知の世界である、教授の本棚を社会全体に環流させる新しいサービスであり、社会実験です。
教授はアカデミアの舞台から退く際に、磨き上げてきた身体の一部(=本棚)を研究室から処分する必要があります。この役割を終えた本達をこれまでとは異なるフィールドに転換し、再駆動することによって、次の受け取り手の日常を揺さぶる「わからなさ」を届けられるのではないか。
経済合理性の中で仕方なく捨てられていく本がある。曖昧さを許さず「わかりやすい」ことのみが尊ばれる空気がある。そんな社会の潮流に向けて、本屋アルゼンチンからささやかな抵抗を始めます。その一歩が、「教授の本棚」なのです。
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広場に杭を立てよう、
花を飾ろう、それが祭りになる。ーロマン・ローラン
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【教授の本棚_概要】
◾️サービス内容
①日常に「わからなさ」をお届けします。
教授の本棚では、本屋アルゼンチンの店員でもあり環境心理学者の南教授がこれまで様々な土地をめぐり、集めた2000冊の本があります。その中から、3冊をランダムにピックアップし、貸し出します。偶然の巡り合わせの本たちと1ヶ月間ともに過ごしていただきます。
②Reading & Chatの場を不定期にご案内します。
サービス提供期間中、黙って本を読む場、参加者同士のコミュケーションの場、本の持ち主のお話を聞く場などを不定期に設けます。参加は完全に任意です。「わからなさ」との暮らし方は参加者にゆだねられています。
◾️費用
3000円(α版につき、特別価格でご提供します)
◾️期間
2024年3月初旬〜4月初旬の約1ヶ月
(書籍は1ヶ月間の期間終了後、返却いただきます)
◾️申し込み方法(定員になり次第α版はクローズいたします)
https://forms.gle/1JGsAdJcg4cmyqrX9
◾️サービスの余白
・本に書き込む、付箋を貼る、眺める、並べる、本との暮らし方のすべてが参加者にゆだねられています。新刊にはない、長年の足跡をもつ教授の本棚だからこそ味わえる本との付き合い方を模索してください。
・返却の際、その本棚にNameを付与していただきます。名前と共に、本棚は次の参加者の手へ渡ります。
◾️届けたい人
・最近手にする本に、物足りなくなってきた方々
・刺激を欲している、ビジネスパーソン
・答えのない仕事や問いに向き合っていて、困ってる人
(ビジネス、子育て、恋愛、進路など生きること全般)
・本屋アルゼンチンの店員の座を狙っている人
◾️手元に残るかもしれないもの
・ふっと立ち止まる時間
・答えを出す前の一呼吸
・わからないねと言い合える仲間
◾️お願い
教授の本棚では以下のような方にこの実験にいっちょ噛みしていただければと思います。
お気軽にぜひお問い合わせください。
▶️教授関係者
保有する本を未来に届ける主体者になりたい方。研究室に閉じこもっていた本たちに旅をさせ、新たな流通の道をつくることで、本の付加価値を再びアクティベートさせることに関心をお持ちの方。
▶️「場」を保有する方
教授の本棚を使って本と場を再活性したい方。本の集合体「本棚」を環境におくことで、場で「知の生態的循環系」を駆動させます。これまで培ってきた勝ちパターン、負け癖、行動特性、信念、思い込みを緩められるような場をつくります。
▶️その他
取り組みに共感・可能性を感じ、何か巻き込まれたいと直感的に感じている方。「教授」は、大学教授だけを意味しません。ある専門領域を追求してきた「その道のプロ」のことです。プロの料理人が、自分の包丁を大切に守るように、本を生業とする人たちが、道具として選び、集めてきた本たちが、その人のリタイアと共に活かされ場を失うことが、本の立場から見たとき、とても残念な成り行きであることをどうにかできないか。本の行き場、活かされ場を再生したい。そのような思いに共感する方はご連絡ください。
連絡先:本屋アルゼンチン店主宛て n_ooya@kokkara01.com