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ご報告_Books Bricolage Sessionを開催しました@本屋アルゼンチン
参加者は総勢20名。教授の本棚と遊ぶ充実した時間になりました。当日の様子を本屋アルゼンチン店員の南先生(通称:みーさん)の日記をご覧ください。
以下、みーさんの日記です。
当日の様子が伝わると思いますので、ご覧ください。
▶️本屋アルゼンチン日記
本が生み出すキセキ
久しぶりの本屋アルゼンチン。
いつもとはちがった形でのお店の開き方となりました。
(そもそもここに「いつものかたち」というものはないのかもしれないけれど)
ブックス・ブリコラージュ。
本屋アルゼンチンが所蔵する「教授の本棚」の黒ボックスに詰められた、
かつて大学の研究室の棚に並んでいた本たちが、
同じ棚のものは同じ箱に、
という原則で仲良く入って、数十箱、別館の廊下脇に積み上げてあります。
そこから自分の好きな箱を一つ選んできて、そこに入った数十冊の本たちと
初めて対面します。
選んだ人にとっては、何の脈絡もなく、ほとんど寄せ集めのような、
街の群衆のような、偶発的な出会いが、本たちとの「あいだ」で
発生します。
でも、これらの本たちと向き合っていると、「なんで、ここにいるの?」
という疑問と謎かけも起きるし、
「あっ、ここにこんなのが!」という驚きも起きるしで、
誰が仕組んだのでもない、
それにもかかわらず、
よく出来た自分仕様のコレクションが、
目の前にある、という気がしてくるから
不思議です。
本たちからすれば、
これは「箱入り」状態を脱して、
自分を見てくれる唯一無二のオーディエンスに出会う
ひさびさの晴れ舞台。
自分の元のオーナーが予想もしない、
まったく別の「かいしゃく(解釈)」によって、
真新しい光に照らされて、
再生するチャンスが
天から降って湧いたような
キセキのとき。
生き延びてきてヨカッた!
こんな時間のなかで、本との出会いが生み出した
痕跡が、参加した人ごとに描き出されて、
あざやかな模様を作り出しています。
oh、
これがブックス・ブリコラージュ。
なかなかやるな、本屋アルゼンチン!
本たちがむせび泣いて喜んでるぜ。
2024年1月20日 by みーさん