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新イベント_Books Bricolage Session_開催のお知らせ@本屋アルゼンチン
Books Bricolage Sessionは、本を使って「ブリコラージュ」を体験する試みです。ジェネレーションです。
レヴィ=ストロースの『野生の思考』によれば、「ブリコラージュ(bricolage)」とは「ありあわせの道具材料を用いて、試行錯誤しながら自分の手でものを作る」ことを指します。これは人間が忘れかけていた知の生成の重要な方法論であり、21世紀の現代において取り組まれている「いかに”試行錯誤”を方法論として組み込むか」という試みと共鳴するものです。例えば、ソフトウェア開発・プロダクト開発において「アジャイル」「リーン」というプロトタイプを用いた反復的な試行錯誤が求められていることに現れています。
果たして我々は、「ブリコラージュ」的な営みを、脳と身体に再インストールすることはできるのでしょうか? それは変化が急速になり、未来の予測が困難になっていく現代において、重要なテーマであると言えます。
本イベント、Books Bricolage Session(以下、BBS)は、この「ブリコラージュ」を「本」をテーマに体験してみようという試みです。本屋アルゼンチンには、ある教授から預かっている約2000冊の本があります。その中から、本が持つ雰囲気、タイトル、装丁、重さ、厚さ、または、「引き寄せられる説明できない何か」を、眺め、手に取り、中身を読まずに面白がり、自分で何冊かをPick Upしていきます。そこから「私の本棚」を再構成し、そのストーリーを語り合う遊びがメインです。
一見重厚なテーマのようではありますが、恐れる必要はありません。イメージは、即興JAZZセッション。肩の力を抜いて、その場で立ち上げるように一回性を、軽く、楽しく、セッションをしましょう。プログラムもその日、その場所、参加者の顔ぶれで、即興で編み込みます。よくわからないものに触れる経験そのものをまさしく全員でセッションする予定です。
そこでは、これまでの人生の学びで培った知の集積が活躍するかもしれない。まったく読んだことのない本を語る厚顔無恥な蛮勇さが生きるかもしれません。その場で出会った人との会話が発火点となり、思いもみなかった地点に到着するかもしれないし、大事故に収斂するかもしれません。
楽器は、過去から未来へ本が紡いできた「知」。それを自分のカラダにフィットするように編み直し、循環のプロセスを音として鳴らしましょう。試行錯誤の中で、そこでは「失敗」ももちろん歓迎されます。すべての音に耳を澄ませましょう。
※本イベントは先日本屋アルゼンチンで行われたRESEACH CAMPから生まれました。
https://researchconf.jp/
以下、概要============
▶︎開催日時:2023年10月21日(土)9:00-13:00 ※終了後、ダラダラできます
▶︎費用:無料(次から1万円くらいのイベントになるかもしれません)
▶︎申し込み方法:下記フォームよりお申し込みください
申し込みフォーム
▶︎会場:本屋アルゼンチン(JR筑肥線大入駅徒歩1分)
▶︎定員:10名ぐらい ※お子様連れOK
▶︎持ち物
・なにも必要ありません。(飲み物・食べ物はぜひお持ちください。)
・知識も何も必要なし。その場を面白がるこころがまえがある方はWelcomeです。
▶︎注意事項
・基本事務局もヘラヘラしています。おこりんぼの方はご遠慮ください。
・お子様も来られるます。一緒に学び、面白がってもらえると嬉しいです。