NEWS
最新情報
最新情報
【レポート】Human Insight社主催_Partners Retreat@イギリスに黒川が招待されました
Organization Development領域の実務家が集まるイギリスでの会合に黒川が日本を代表して参加しました。
OD実務家が集まるイギリスでの会合。色々収穫があったので少しずつシェアします。

まずはこちら。AEM-Cubeというアセスメントツール。オランダのHuman Insight社が20年前に開発し、世界1200以上の組織で導入されています。が、なぜか日本には全く入ってきていない。以下に記すように大きな可能性を秘めているので、日本での第一人者としてこれを展開していきたいと思います。
まずは無料/廉価でパイロットを行いたいと思いますので、ご興味ある方はご連絡ください!
【AEM-Cubeが答えてくれる問い】
Q.うちの組織は戦略的な多様性を確保できているのか?
Q.その多様性は、組織のミッションや事業の現状に合っているのか?

AEM-Cubeは、こうした問いに答えてくれます。測るのは主に3軸。
■横軸:
「探究型」か「安定型」か。右に行けば行くほど、発見、探究、実験を自然と好むタイプ。左に寄ると、標準化・型化・効率化を好みます。
■縦軸:
「ヒト派」か「コト派」か。字義の通り、手前によるほど「やる内容」を重視するタイプであり、奥に行くほど「誰とするか」を重視する特性を帯びます。
■高さ:
「ジェネラリスト」か「スペシャリスト」か。特に答えのない複雑な問題に直面した時、あらゆるリソースを柔軟に使って取り組もうとするタイプなのか、経験と専門性を活用するのかの違いを表します。
こうして組織のメンバーそれぞれが、それぞれの特性に沿って左側のキューブ内にプロットされていきます。
面白いのはここから。
写真右がプロダクトやサービスの典型的な盛衰を表すいわゆる「Sカーブ」ですが、左側のどこに位置するかによって、その人が「潜在的にSカーブ上のどこで最も力を発揮する人材か」がプロットされていくのです。では何が良いのか?組織をより強くするために、あらゆる使い方が演繹されます。
◆ベネフィットその1:
そもそも組織内に多様性が担保されているのかがわかる。偏りはしばしば組織に歪みを生みます。例えば、「みんな探究型、コト派」の組織がどうなるか、、、想像がつきます。ちなみにスティーブ・ジョブスが組織にフィットせず追い出された理由もこれで説明がつくそうです。
◆ベネフィットその2:
特性とジョブがどれだけマッチしているかがわかる。キューブ上の位置(=特性)と実際の担当業務があまりにも乖離すると、疲弊やうつ状態を引き起こします。逆にフィットしていれば、エンゲージメントにつながります。
◆ベネフィットその3:
今の人材配置が事業の状況にフィットしているのかがわかる。「うちのサービスはS字カーブで言うとまだ成長期手前なのに、安定型ばっかりだな〜」といったミスマッチに気づける。→採用と配置の手助けになる。
◆ベネフィットその4:
対話を生む。このツールの面白いのは、自己評価と他者評価(最低3名から得る)両方で行うことです。全く違うということもしばしば。例えば自己認識と他者認識が乖離していることがわかるだけで、業務分担やロールシェアを生む対話のきっかけを創ってくれます。
・・・というのが現時点での付け焼き刃の知識。
国内での本格展開まで、ご期待いただけると嬉しいです。
他の出張収穫も追い追い小出しして参ります。