WORKS
事例紹介
事例紹介
コニカミノルタ株式会社
チームビルディングセッション「SCRUM」
チーム運営の秘訣海外案件ビジョン策定学習する組織づくりのサポート組織力強化2018.6
国籍の異なる組織間の紛争解決とチームビルディング
日本本社の傘下にあるアメリカ企業とドイツ企業の間のチームビルディングプロジェクト。本社指示で共同開発事業にアサインされた両企業は、文化や思惑の違いにより対立関係に発展。本プロジェクトでは、当事者幹部全員を直接招き、対話セッションを実施。相互理解と関係性の構築をサポートさせていただきました。
3つのポイント
- U理論を用いた綿密な自己変革プロセスのデザイン
- 対立を対話に変える即興的なファシリテーション
- 単に相互理解で終わらせず懸案課題についても生産的に議論
- 課題
- 日本本社の傘下にあるアメリカ企業とドイツ企業は、本社指示により共同の開発事業を推進。ところが文化や利害の不一致により、相互の関係が不信と対立に発展。このままでは本社全体にとって重要な開発事業が頓挫してしまう危険性を抱えていた。
- こっからの取り組み
- 米国サンディエゴに当事者幹部全員を招いての3日間の対話ワークショップを実施。全てのキーパーソンから事前ヒアリングを実施し、背景理解に加えて信頼関係を構築。U理論を用いながら、個人とチームが自らの固定観念を手放し、望む未来に向かって変革を進めていくための内省と対話プロセスを綿密にデザイン。当日はあらかじめ準備したシナリオに沿って進行しつつ、突発的に起こる衝突や議論を即興的に受け取りながら、それぞれが建前を超えて本音を持ち出しあえる場を醸成。
- 結果
- 不満や不安からではなく純粋に望む未来を起点に話し合える関係性を構築。「相手の大切にしているものがようやく理解できた」「オープンでいたつもりが、そうじゃなかった」「変わるのは自分自身」など、本音が表出し、誤解が解け、異なる立場受け取り合えるようになった。懸案事項についても議論する時間を設け、利害の不一致から異論は生まれつつも、共通の目標に向かって生産的な議論を前進させることができた。
体制
- Project Lead:大谷直紀
- Facilitator:黒川公晴、墨健二