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Kokkara社のWebサイトを全面リニューアルしました。
「何をやっているかわからない」「あやしい」というお声にお応えしました。
「Kokkara社は何をやっているかわからない」「あやしい」というお声を多く頂戴していました。が、そのあやしさを残しながら、わかりやすさを磨きたいという無茶な要求を、福岡を代表するデザイナー三迫太郎さんhttps://taromisako.com/ にお願いしました。
まるでデザインカンパニーのような見た目!ですが、中身は人材開発・組織開発の会社です。
サイト制作は貴重な機会でしたので、ここに記録を残します。
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①内なる世界を表現するWebサイトへの挑戦
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はじめに、「シェアードビジョン」というワークを実施しました。ビジョンのためのビジョンではなく、個人としてどう生きたいのかをシェアし、組織のアライメントをつくるための2時間半程度のセッションです。社会に対して刺さるメッセージを考えるのではなく、「訪れた人に何を届けたいか、どんな変化が起きると嬉しいか。」を元に、自分たちの内側にあるものをそれぞれ分かち合いました。
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②アナロジカルに辿り着いた「宇宙」のモチーフ
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次に、共有した6人のシェアードビジョンを眺め、バラバラの想いに潜む共通点を抽出しました。三迫さんの力を借りてアナロジカル(アナロジー+ロジカルの造語)に言葉化を試みます。「すべてはバラバラだが、どこかでつながっている。」「わかりやすいけど、わからない。」「地味だけど、ただの地味ではない。」「遊び心があるが、芯は外さない。」
これらの言葉から「揺らぎ」というキーワードを抽出しました。揺らぎ=動的平衡=複雑システム=創発現象=生態系=自然=宇宙=惑星というイメージを重ね続けます。身体の内側(自分)と身体の外側(社会)は常に揺らぎながら存在しており、その揺らぎ自体を楽しみたいKokkara像ともつながりました。何より、こっから自身も中心を置くのではなく、常に関係が相互に浸透しあい、カオスを自在に起こす特異な集団として存在したい。これらを外したくないポイントとして、観念的すぎる無茶なオーダーでサイト制作は進んでいきました。
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③鮮度100%の自己紹介
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ライティングはお願いするお金の余裕がなく、自分たちで擬似インタビューし合って自己紹介文を書きました。人物タイプ、かなり伝わる仕上がりになっているのではないでしょうか。目次だけでも、怪しさが滲み出ていると思います。
Kimiharu Kurokawa/「それでもやっぱり、天ぷらは塩で食べますね」
Shingo Takei/「どこまでもあり方を探究したい。そして、唐揚げが好き。」
Oi-chan/「穴熊は左手がいっちゃん美味い。あれは利き手が左手ばい。」
こういう機会がないと書けない文章かもしれません。20年近い付き合いのメンバーの今に迫るインタビューが揃って満足です。
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④意味から自由になるTOPページ
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宇宙の世界観を表現するために、三迫さんにオフィス、「そろそろ旅にでますか」(糸島市二丈エリア)を遊歩(フラネール)していただきました。宇宙だから星なのではなく、自分たちのすぐ近くに転がっている偶然遭遇した何気ない自然や・人工物をスケッチに起こしていただき、惑星に見立てて配置してもらいました。意味なんてない。それが並ぶところに、自由に意味が存在していいじゃないか。そんな想いを紡いでくれた、お気に入りのTOPページです。
写真(TOPページ)
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⑤終わらないDeep Play,深い遊び
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サイト制作を通じて、6年間走ってきた自分たちを見直す貴重な経験になりました。
最後にプレイフルパートナーの南先生が、自己紹介でこっからを紹介した文章が素敵でした。抜粋して下記します。
「Deep Play、深い遊び」が信条です。その繋がりで「こっから」にぶつかった。彼らとはとにかく吹き出すようなおもろいやりとりに巻き込まれ、どんどんそのペースにはまる。でもどこか直感的に外してはいけないポイントを「掴んで」いるような気もした。Playfulをど真ん中に置いているが、それだけを追求しているようにも見えない。ズレているのか、わざとズラしているのか、その具合が絶妙。本物なのか、偽物なのか、どちらにも属したくない不器用さに共鳴しているのか。わからない。そのわからなさを力にして、どこまでいけるか、いけるまでいってみようと思う。
不器用さを大切にします、Kokkaraをどうぞよろしくお願いします。
以上。