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【糸島芸農2025_プレイベント】分解の哲学を読む_Presented by 本屋アルゼンチン
2025年10月開催予定の糸島芸農。今年のテーマは「分解の祝祭」。トークゲストはなんと京都から歴史学者の藤原辰史氏を迎えます

われわれ、この国際的な芸術祭に協力することになりました。本屋アルゼンチン(しつこそうな微生物をイメージw)も生態系を構成する一部として陰ながら活動を行います。プレイベントと称し、テーマである「分解」を題材に5月から9月まで店主の都合がよい土曜日の午前中に読書会を開催します。参加希望の方はフラッと本屋アルゼンチンまでお立ち寄りください。
特段何かを獲得したり、消費する場ではありません。むしろ過去のパターンや思い込み、使えそうな知識、それらを難しめのテキストとアルゼンチンの場を媒介に発酵させ、分解する時間を意図しています。そのため、怒りん坊の方はお断りしています。
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分解をよむ。読書会
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開催日時:5月17日(土)9時半〜11時半くらい
内容:自由に本を読んで対話
「分解の哲学」の一部分を読んで感想交換の時間にします。「分解」という一テーマから、環境、経済、ビジネス、コミュニティ、アートと多様な話題に広げてみるイメージですが、当日の流れを大事にします。
対象:
・誰でもOK
・生産性やイノベーションを考えるビジネスパーソン
・読書やアートに興味がない方も大歓迎!
費用:
1000円 OR 藤原辰史先生の本を購入
<糸島芸農2025「分解の祝祭」について>
・10月18日(土)19(日)25(土)26(日)開催
糸島市の二丈地区を会場に開催される糸島芸農では、芸術作品の展示だけではなく、山、海、田畑といった豊かな自然に包まれた環境が魅力の一つとなっている。この土地での生態系を構成する、生産、消費、分解の循環の一部として、人間も存在している。2012年の初回以来、そのことを実感できる芸術祭として継続し、今年で7回目となる。
芸術祭では毎回、アーティストたちが作品を制作し、来場者は作品を鑑賞する。この関わりを生態系に例えた場合、アートの創作を「生産」に、鑑賞を「消費」と捉えるとすれば、もう一つの循環のプロセスである「分解」とは、どのような営みなのだろうか。次なるアートの生産へと進み、持続可能とするためには、分解という作用が不可欠なのではないだろうか。
歴史学者の藤原氏は、著書『分解の哲学』の終章で「そもそも分解とは何か」という問いの最後の一節で「分解は時間の始まりである」と述べている。この言葉を一つの手がかりとして、アートが持続可能であるための「分解」というプロセスがいかなるものか、思考し、対話する。